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ZIGGY CHEN “INADVERTENTLY”に見る「錬丹術」的クリエイション【東京・CONTEXT】

あっという間に4月が終わり、気温もグッと高まってきました。春夏のファッションを楽しんでおられる方も多いのではないでしょうか。

弊社の人気ブランドのひとつ、ZIGGY CHENは2月の1stデリバリーに始まり、3月の2ndデリバリー、そして4月の3rdデリバリーと3回に分けて各店にて展開。多くのお客様のもとへ旅立っています。

今回はそんなZIGGY CHEN 2024S/S COLLECTION “INADVERTENTLY”(商品はこちらから)
について、東京・CONTEXTの店主、伊藤にたっぷりと語ってもらいました。

ZIGGY CHENファンも、まだZIGGY CHENについてあまり知らないという方も、ぜひこのブランドの奥深い世界観をお楽しみいただければ幸いです。

“INADVERTENTLY”、あるいは鵬、または錬丹術について

__今回のテーマは“INADVERTENCY(イナドゥヴァーテンシー)”ですね。ZIGGY CHENの文脈で翻訳するとしたら、「不作為」といったところでしょうか?(詳しくは前回の記事をご参照ください)

伊藤:このシーズンが発表された時点でのテーマは“INADVERTENCY”だったんですが、実際にシーズンが始まってみると“INADVERTENTLY(イナドゥヴァーテントリー)”に変更されていました。ニュアンス的には、「不作為であるべき」といった意味に変わっています。

__2023A/Wのテーマも「活発な」といった意味のvigorous(ヴィゴラス)と、「不作為」という意味のclumsiness(クラムジネス)を組み合わせた“VIGLUMSY”でした。2024S/Sは前シーズンからの続きものというイメージなんでしょうか?

伊藤:ZIGGY CHENのものづくりのストーリーは、テーマは違えど、どのシーズンも一貫しています。

その中でも今シーズンのテーマは、もっと掘り下げるための表現なのだと思います。だからこそ造語ではなくて、ストレートに「不作為であるべき」という単語にしたんじゃないかなと。

__今シーズンのZIGGY CHENを理解するために、ポイントになるキーワードはありますか?

伊藤:語るべきことは本当にたくさんあるんですが、あえてあげるとしたら「鵬(ほう)」と「錬丹術(れんたんじゅつ)」というキーワードです。

__鵬って何ですか?

伊藤:鵬とは中国に伝わる伝説の鳥です。鯤(こん)と呼ばれる長さが数千里もある大きな魚が姿を変えると、高さ数千里もある鵬になると言われており、一度羽ばたくだけで空をも越えてしまうのだそうです。

ちなみにお相撲さんの白鵬だったり、〜鵬という名前はこの鵬の巨大で力強いイメージからきているんですよ!

ブランドタグには前シーズンから引き続き道教家が座っている図柄が描かれていますが、今シーズンのタグの周辺には実はうっすらと鳥が描かれています。僕はこの鳥を鵬だと考えています。

__どうしてでしょうか?

伊藤:古代中国の思想家で道教家の荘子が、鵬に触れた訓話を残しているからです。

荘子はその中で「自分より上の存在も、下の存在も限りなく無数にいる。だから上だ下だということに振り回されず、ありのまま(無為自然)でいることが自由・自立のためには重要だ」と言っています。

ZIGGY CHENは今回、この鵬の訓話に出てくる「上」や「下」の概念を、過去・現在・未来といった時間の軸に当てはめてコレクションのコンセプトにしているのだと思います。

服や人類の長い歴史において、私たちは歴史を構成する一粒の要素でしかないですよね。また、歴史は教科書に出てくるような偉人たちが作ったものではなく、各時代の労働者たちが支え、繋げてきたものです。

Ziggyさんはこの事実と向き合い、表現するために、歴史だけでなく自身の過去とも対話を重ねてきました。

また、彼らの情熱や生命力は、衣服に「不作為」なダメージを与え、美しい変化をもたらします。Ziggyさんはそこにリスペクトを持ち、今の時代を生きる自分たちにできることを追求した服づくりを目指しているんです。

今シーズン彼がヴィンテージや、古いテキスタイル、中国の古書などをモチーフとして前面に押し出すと同時に、着る人が無為自然な、ありのままの自分でいるために着心地にこだわっているのは、こうした荘子の世界観を土台にしているからです。

__もう一つのキーワード、「錬丹術」はどんなふうに関係してくるのでしょう?

伊藤:錬丹術は、そのようなクリエイションを表現するための姿勢や、ものづくりの技術なのです。

錬丹術の基礎を築いた「葛洪」 / 『列仙酒牌』より
引用:Wikipedia

__錬丹術って、そもそもどんなものなんですか?

伊藤:道教の中での理想の存在である仙人が使う術で、不老不死になるための仙薬を作ることが目的なんです。

その過程で火薬を発明したり、漢方学を発展させたり、気功の源流が生まれたようです。

__それは、どんな形で今シーズンのZIGGY CHENと繋がってくるんでしょう……?

伊藤:不老不死性を持った美しさを備えた、唯一無二のものづくりをしているという点です。今シーズンのZIGGY CHENというよりは、ZIGGY CHENのものづくりを貫く哲学ですね。

__詳しく教えてください。

伊藤:ZIGGY CHENのものづくりは、トレンドに左右されない、本質をついた自然の美しさをベースにしています。といっても、粗野な自然をそのまま表現しているわけではありません。自然の美しさを人の力で制御をすることで、都会的なファッションとして表現しているんです。

だから彼の作る服は、着ることで生地が柔らかくなり、新品の状態よりもさらに美しく着心地も良くなってくるし、ついついずっと着てしまうんです。

しかも、そうすることで愛着が増し、その人にとっての唯一無二のかけがえのない一着になっていくわけです。

新しく、世の中で話題になるようなものは次々と世に生まれ、トレンドを生みますが、そのほとんどがすぐに飽きられ、売られたり捨てられたりしますよね。

そんな消費されてしまう美しさではなく、時を経ても変わらない、不老不死性を持った美しさを備えた洋服を目指し、製作しているんです。

まさに、ZIGGY CHENが研究し、表現しているのは練丹術が目指したものと同じ高みを見据えたものづくりなのです。

実際、今シーズンのZIGGY CHENの生地の中には、錬丹術と関連のある表のような図柄がプリントされたものもあります。

ZIGGY CHENに見る「錬丹術」的クリエイション

__確かに、ZIGGY CHENの服作りって、中国の仙人が丹を練るのに近い印象があります。『ドラゴンボール』のかめはめ波とか、『NARUTO』の螺旋丸みたいな……。

伊藤:漫画よりももっとさりげなくて、地道ですけどね(笑)。

例えば、一般的なファッションブランドは、デザイナーがデザインして、パタンナーが設計図を作り、工場が製作するじゃないですか。ブランドと、実際に服を作る工場は別々な場合が多いんです。

だから現実的にブランドがやりたいことと、工場ができることはなかなか一致をしません。でもZIGGY CHENは工場の人たちみんなを囲いこんでいるので、服作りのためにいくらでも試行錯誤ができます。

生地ひとつとってみても、各シーズンのスワッチ(生地見本)に載っているもの以外に膨大な種類の使われていない生地があるそうです。きっと没になったサンプルや形も、膨大にあるはずです。

DECONSTRUCTED LONG SHIRT(完売)はそうした試行錯誤の賜物です。このシャツは右前見頃にスカーフが付いているんですが、このスカーフは左の首元にあるボタンで留めて着ることができます。

きっとサンプルを作って、モデルに着せてみて、いろんな動きをさせて、スカーフもいろんなところで留めてみて、「あ!今の位置で留めたのが一番美しいぞ!」というところでピンを打って……という感じで作っているんです。

こういうのって写真を撮ることとすごく似ているなあと思います。

__どういうことですか?

伊藤:何回も何回も撮り直して完璧な一枚を追求するよりも、感覚でふとした瞬間を捉えた写真ってすごく心に刺さるじゃないですか。

__確かに!

伊藤:DECONSTRUCTED LONG SHIRTは、そうした完璧を目指した美しさではない、瞬間を捉えた自然な美しさを持つシャツなんです。

__とはいえ、ZIGGY CHENも各シーズンでよく似た定番の型も作ってますよね。やっぱり毎シーズン新しい型を作るのは大変なんでしょうか。

伊藤:実はあれ、同じに見えていますが、完全に別物なんですよ。彼らは一見似ているように見える型も、毎シーズン、イチからパターンを引き直すそうです。

__どうしてまたそんな面倒なことを!?

伊藤:シーズンが変わると時代も変わり、テーマ性も、心情も、生地も変わります。なのにパターンが一緒では、どうしても理想的な形とズレてしまいますよね。だから最初から作り直す。

こんなこと、普通はやりたいと思っていても絶対にできません。

__まさに「丹」精込めて作っている、っていう感じですねえ……。

丹を練るがごとく服を作る

__他に今シーズンのもので、「これは!」というものはありますか?

伊藤:OVERSIZED TWO FACE WORKERS JACKETも面白いですよ。肩のところのパターンがねじれたようになっているんです。

繰り返し着られた服は、肘や膝が出たり、シワが出たり、型崩れが起きたりします。23A/Wのインタビューでも語りましたが、長く、たくさん着られた服にはシワやシミ、ほつれや、やぶれ、毛玉などができていきます。これは本来悪いものではなくって、美しいものなんです。

なぜなら、その人にとっての特別な一着でもあり、その人の生活が見える一着だからです。これこそが、完璧を目指した作為的な美しさなのではなく、これは自然の中の不作為な美しさです。

このジャケットのパターンもそんなさりげない美しさを表現しているわけです。

ちなみに、先ほど紹介したストール付きのシャツも、ものすごく歪んでいます。背中も、肩もねじれ、裾やカフスの長さも左右で違います。それに今期の上物のカフスは全て微妙に左右差があったりもします。

自然界のねじれやうねりを感じさせます。左右対称ではなく、歪な私たち人間の身体を表現しているようにも思えますよね。

__そんなにパターンを歪ませて、着心地が悪くなったりしないんですね。

伊藤:そこがZIGGY CHENのすごいところです。例えばストール付きシャツで言うと、右側にスカーフがついてあるぶん、普通右側に重みがかかってしまうじゃないですか。ただ、着ていて全然着心地に違和感がないんです。

なぜかというと、スカーフのついた右側に対して、左見頃の丈が長くなっていることと、右側面の生地が削ぎ落とされているからです。

このおかげで、重心がちょうど真ん中に来るように設計されているんです。このバランス感覚がやはりZIGGY CHENですよね。自然の中の不作為な美しさを、作為的にまとめ上げています。

こうしたZIGGYの服づくりのテクニックは、総じて現代だからこそできることです。過去と現在、不作為性と作為性が絶妙なところで調和しているんです。

伊藤:STRIPED SHORT SLEEVE SHIRTの生地は、まさに丹を練っているという感じです。

糸の段階で染色をして、それをオランダのヴィンテージに用いられていたストライプ柄をジャカード(生地の模様や柄が立体性を持たせる織り方)で生地にして、大小の道教家のプリントを施した後、さらに低温染にかけた生地です。

__生地を作るだけでどれだけ手間をかけるの……?

伊藤:1つの生地を作るだけで4社も関わっているなんて、すごいですよね。

ZIGGY CHENのこれまでのシーズンでも、ストライプは「自然界にない直線=人為的なものの象徴」として使われてきました。

2024S/Sシーズンでは、ストライプ柄が多用されていますが、このストライプに色々な加工を施し、不作為な表情を作ることで、ZIGGY CHENが目指す美しい服へと近づけているんです。

このSTRIPED SHORT SLEEVE SHIRTのストライプ柄は左右対照になるように生地を使用しているのですが、道教家のプリントが入ることで左右非対称になっています。

__左右対称に使うとなると、生地の使える部分が限られそうですが?

伊藤:そうなんです。このSTRIPED SHORT SLEEVE SHIRTも先ほどのOVERSIZED TWO FACE WORKERS JACKETもそのほかの作品も、低温染めを施したからこそできる生地のムラ感を生かし、繋ぎ合わせた箇所は全て別の色になるように生地の場所を選び使用しています。

効率や利益よりも、再現性のない美しさを尊重した贅沢な洋服なのです。

こうした技術が光る作品としては、SPIRAL PRINTING OVERSIZED LONG SHIRTは染めのムラ感を活かした生地の使い分けだけでなく、さらに生地の表と裏を組み合わせ、使用していくとより立体的なうねりやねじれが出てきます。

斜めに切り替えられている箇所のストライプの柄が全て揃うのも凄すぎます

__凄すぎて言葉が出てこないです…!

伊藤:STRIPED ROBEとSREIPED WIDE LEG TROUSERSなんて合わせて着ると上下のストライプが揃いますからね…。

しかもこのパンツ、ジャガードのストライプのバランスを変えずに柄の端に沿って縫い合わされています。

着ていった時のリネンの生地に生まれてくるシワを縫い合わせて表現したASYMMETRICAL WRINKLED BLAZER(完売)など、色々な形でこの表現を使っています。

人為的に縫い目やシワを作り、自然に生まれるシワが対照的に生まれることでその人為的なデザインは自然へ還元していきます。

トロンプルイユ———時間・空間・視覚の重なりが生み出すもの

__こうやって見ていくと、錬丹術的なクリエイションを通じて、本当にたくさんの新しい試みをしていますね。

伊藤:そうですね。ただアグレッシブに新しいものを生み出そうとしているというよりは、あくまでも無為自然。謙虚にさりげない表現になっているところがポイントです。

鵬の訓話にあるように、あくまで過去へのリスペクトを忘れずに、今の自分たちができる表現を模索しているんです。だから数年前のZIGGY CHENに比べると、とても静かで、わかりにくい表現になっているかもしれません。

ですが、その熱量はシーズンを重ねるごとに高まっているように感じます。

これは今シーズン多用されている、trompe I’oeil(トロンプ・ルイユ=錯視・錯覚)という技法にもつながっていきます。

__というのは?

歌川国芳のトロンプルイユ。
引用:Wikipedia

伊藤:トロンプルイユと言えば、歌川国芳やアルチンボルド、エッシャーの作品などが代表的です。これは人間の目の錯覚を利用して、いわゆる常識的な絵や世界の見方を、ひっくり返してしまうような技法と言えます。

この点でトロンプルイユは、シワや型崩れ、毛玉や破れなど、常識的な服のあり方をひっくり返し、新しい服との向き合い方を提示するZIGGY CHENのクリエイションと一致する技法でもあります。

ただZIGGY CHENはこのトロンプルイユを単にトリックアート的に使うのではなくて、時代や経験といった時間的な軸を持たせることで、自分たちの表現に合わせた使い方をしています。

__どういうことでしょうか?

伊藤:例えばZIGGY CHENはこれまで服を作る過程で、さまざまな実験をしてきました。先染め、洗い、オーバーダイ、プリントなど様々な技法もそうですし、これらを糸の太さや種類を変えながら試行錯誤を繰り返してきました。

今シーズンはこうしたブランドとしての経験を、何重にも重ねて生地を作っています。その結果として、奥行きのある多次元的なトロンプルイユができあがっています。先ほど紹介したSTRIPED SHORT SLEEVE SHIRTの生地は、わかりやすい一例ですね。

あるいはCLASSIC 3B BLAZERなどに使われている生地は、着古されたワークウェアのような美しい古色に仕上げられています。これは、低音染めを2回施すことで錆びた鉄のような表情になっています。

カットソーのCLASSIC DROP SHOULDER T-SHIRTのDark Sienna(完売)も、イタリアのシェンナ地方の焼いた土の色を表しています。

ちなみにこのシェンナブラウンは人類が最も古くから用いた天然顔料の1種であり、洞窟の壁画などにも見られます。

色からも時を感じさせ、着用する人が自然とひとつになれるトロンプルイユなのです。

__ふ、複雑だ……。でも作り方は複雑なのに、先ほど伊藤さんがおっしゃったように、今シーズンのZIGGY CHENはその複雑性を感じさせない、さりげない表現になっていますね。

photo by ajari

伊藤:自然は本来複雑なものです。地面に転がっている石ころでも、グレー1色ではありません。山の土も、木々も、空も、海も、よく見ると本当に複雑な色をしています。だからZIGGY CHENの服もこうした表現になるんです。

あとは、Ziggyさんの美学なんだと思いますよ。日本建築では、すごいテクニックを使っているのにそれを見せようとせず、隠してしまいます。Ziggyさんも同じように、わかりやすく見えてしまうのは「野暮」だと考えているんじゃないでしょうか。

Ziggy氏が、2024S/Sの作品に託した(かもしれない)想い

__今シーズンを代表する生地として、破れたり、ほつれたりした古布や、中国語で書かれた古い書物をプリントした生地がありましたよね。あれもトロンプルイユの一種でしょうか?

伊藤:そうですね。また、あの柄にはZiggy氏の好きな宋王朝期(960~1279年)の中国へのリスペクトも含まれています。

__どうしてまた宋時代なんですか?

伊藤:宋時代の中国がとてもクリエイティブだったからだと思っています。中国では羅針盤、火薬、紙、活版印刷、そろばん術が発明されていますが(五大発明)、このうち羅針盤、火薬、印刷術が宋時代に発明されています。

また今シーズンの生地の中には、藍染が褪せたようなブルーの生地がありますが、実はこの藍染もアジア圏では中国が発祥とされています(紀元前200年ごろ)。

今店頭にある、CLASSIC COLLAR SHIRTの生地にはこのプリントが施されています。

シルクのテキスタイルの上に、ものすごく古いテキスタイルと、ものすごく古い紙の質感がプリントされ、さらにはその生地を裏返しに使用して複雑さを増しています。

なので、ぜひこのシャツは裏でも着て欲しいですね!

そして、着ていくごとにシワができ、擦り切れ、ほつれ、プリントされた古い生地の表情に次第に近づいていきます。

新しい生地と古い生地の見た目のパラドックスがなくなり、過去と現代が一つに混じりあうんです。

__うおおおおおおおおお、欲しい!!!!

伊藤:(笑)。

ちなみに、この古書の挿し絵のプリントですが、ツバメの姿も見られます。ツバメは帰省本能が高く、どれだけ離れた場所からでも帰ってこれるので幸運の鳥として崇められていたり、美の象徴でもあります。

良い方向へ導いてくれるお守りとしてのモチーフでもあるのかもしれません。

復元された漢代の羅針盤
引用:Wikipedia

伊藤:中国は1960〜1970年代に大きな文化的損失を経験し、文化的な発展が少し遅れた印象がありました。ですが、本当は人類の文明に大きな影響をもたらす発明をしたクリエイティブな国なんです。Ziggy氏はそのような自国の文化に強い誇りを持っているのだと思います。

だからこそ、古布や古書、藍染のイメージを作品に使って、これらの発明のように、自分の作品やその美意識が世界中に広がり、人々が真に豊かになっていって欲しい、という想いを託しているのかもしれませんね。

ZIGGY CHENのものづくりは宇宙だなと感じます。宇宙について調べていたのですが、「宇」は世界を意味し、「宙」は宇と対となって、時のひろがり古住今来を意味します。

伝統から学んで新しい進化をしていく。まさに今期の“INADVERTENTLY”にぴったりではないですか?

まだまだ紹介したいものがあるのですが、お話しの続きはぜひ店頭で!

__今回も濃厚なお話をたくさんありがとうございました!

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